ペルー、ウマラ大統領ファストフードの広告を禁止、学校内でキヌア製品販売も計画

ペルーのウマラ大統領は16日、学齢期の子どもたちに対する健康栄養促進に関する法律に署名したと発表。

 

新法案は、学校で子どもたちの健康を守り子どもに必要な栄養を確保するために、脂肪分が多い食品や炭酸飲料、スナック類などの広告を学校内で宣伝することを規制する。

ペルー政府の狙いは、最近の子どもの肥満や成人病の懸念を解決するために、いわゆるジャンクフードやファストフード類を排除し、現在TVやメディアなどの広告も規制していく考えのようだ。

しかし、こうした法律について、関係経済団体は健全な経済活動を妨げ、ペルーの市場を閉鎖させるものだと反対している。しかしウマラ大統領は、企業の利益を上げるために子どもたちが利用されることを認められないと強気の姿勢を崩していない。

安易なファストフードやジャンクフードに変わり、ペルーのアンデス地方で栽培されているキヌアなどの穀類を使ったものを学校内で販売する計画も、政府は発表している。

2013年は国際キヌア年でもあり、健康食品を子どもたちに促進することで、子どもたちが自国のものを誇りに思い農産物の理解にもつながると政府は考えているようだ。

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