ペルーのクスコ、アンカシュなどケーブルカー建設プロジェクト

5月27日のペルー国営報道機関は、ウマラ大統領が全国の観光地で、ケーブルカーの導入を検討し、建設を進めるためのプロジェクトに署名したと伝えている。

ウマラ大統領は、交通の利便性を高めるケーブルカーの導入は、地域のコミュニティーを統合し双方向性の関係を作り、また結果的にビジネスや貿易を促進させることができると期待を寄せている。

ケーブルカーの構想は、観光の促進という部分と運輸事情を改善することで、観光地周辺の経済を活性化させることになるという。また地方政府に働きかけ、各地域のどこに設置していくのが一番よいのかを検討していると国営報道機関は伝えている。

現在最初のケーブルカー設置個所としては、チョケキラオ遺跡だ、クスコととアプロマックなどに暮らす住民たちの大きな利益を生むとウマラ大統領は語った。

このケーブルカーの設置が成功すれば、一日あたり1000人の観光客をスムーズに運ぶことができ、さらに地域住民も経済活動地域を広げていくことができる。

このケーブルカー建設プロジェクトの署名は、大統領宮殿で行われ、アヤクーチョ、アンカシュ、クスコ、ワンカベリカ、サンマルティン、ワヌコ、アレキパなど建設予定地の首長が出席した。

アンデス地方などの高山地域は、斜面地域に多くに人が住み、交通の手段も徒歩などに限られたところも多く、環境保護の観点からも大規模な道路拡張は難しいとされてきた。そのため地域の交通の便がよくなるケーブルカーへ期待は高い。

 

写真提供:大統領公式報道機関

 


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