ペルーのホセ・ルイス・シルバ貿易観光大臣が突然の辞任

 

22日、ホセ・ルイス・シルバ貿易観光大臣の辞任が伝えられた。

ペルーのファン・ヒメネス首相によれば、辞任はシルバ貿易観光大臣の個人的な事情によるという。

シルバ貿易観光大臣は、2011年にウマラ大統領が就任して以来、ペルー政府が掲げる「ペルーを世界にブランド化するプロジェクト」MARUCA PERUを牽引し、貿易の拡大や観光立国としてのプロモーションを成功させてきた。

また、環太平洋協定(APEC)、TPPなどの経済貿易活動協定や、ペルーが開放政策維持のため、積極的に推し進めた各国との自由貿易協定などの交渉の中心人物だった。

さらに今回、現ウマラ大統領の目玉である社会的包摂を実現するため作られた、社会包摂開発庁のカロリーナ・トリベリー大臣(Carolina Trivelli /DESARROLLO E INCLUSION SOCIAL)も辞任することが発表された。

7月28日はペルーの独立記念日にあたる。通常はそれまでに新しい閣僚が発表される予定だ。

ホセ・ルイス・シルバ貿易観光大臣は、1966年ペルー・リマに生まれる。経営管理と会計の専門家で、企業経営の豊かな経験と豊富な人脈を持つ人物だ。2011年にウマラ大統領来日の際にも同行。カスティーヤ財務経済大臣と共に、金融経済誌を飾り実質的なペルー経済のリーダー的な役割を担っていた。


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