16日ペルーの南部プーノでは、国際キヌア年の閉会式が開催された。国際食糧農業機関(FAO)のホセ・グラツィアーノ・ダ・シルバ事務局長、キヌア大使を務めたウマラ大統領のナディーン夫人らが参加した。

 

2013年に国連が定めた「国際キヌア年」は、アンデス地方で数千年に渡り栽培されてきたキヌアが、世界の食料危機を解決する穀類として注目された年だった。キヌアの栄養価について多くの期待があるのと同時に、環境に適応した生産を行う知恵を先住民から引き継いだ穀類としても、評価されている。現在ペルーやボリビア、チリ以外にも6カ国で生産される穀類で、70カ国以上の国で農業試験が行われている。

国際キヌア年の今年は、ペルーやボリビアで大規模なキヌアに関するシンポジウムが開催されている。閉会式では「アンデス地方の穀類を世界に向けて、再評価させる機会を得ることができたのと同時に、食材としてのキヌアの可能性を広く広めることができた」とFAO事務局長は語った。

アンデスの民の知恵が伝承されているキヌア。世代や国を超えて、人々の食と健康を助ける穀類であることは間違いない。

しかし、生産性を高めてキヌア市場を拡大していくことで、アンデス地域でキヌア栽培を展開する人たちの暮らしの保証や安全はどうなるのかも課題となっている。

国際キヌア年は終わるが、2014年もキヌアのブーム熱は冷めないままだ。

 

写真提供:大統領公式広報


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