ペルーのブルーベリー、生産拡大へ

Blueberries in boxes at the greengrocer

ペルーから海外向けに輸出される農産物の中で、これまでベリー類は比較的小規模な輸出でよいと思われてきたが、生産者側は違う思惑があるようだ。

 

ペルー産のブルーベリーや、ゴールデン・ベリー(ペルー国内では“aguaymanto”という名前で知られている)、ストロベリーなどは、国際的なベリーブームの一つになろうとしている。

というのも、アジアやヨーロッパ、北米などでは、ペルー産のベリー類が、質の良い抗酸化物質を豊富に含んでおり、味と品質の良さで高い定評があるからだ。

実際に輸出額も増えており、2012年には約40万米ドルだったが、2013年には1000万米ドルになっている。

ペルーの新聞、ラ・レプリカによれば、国内では約2800ヘクタールが、ベリー類栽培に活用されている。そのうち1500ヘクタールがイチゴの栽培に使われている。生産業者は、2014年末までには、ブルーベリーの生産拡大を目指しており、現在の約230ヘクタールから、1600ヘクタールまで、栽培用地を増やすことが当面の目標のようだ。

ブルーベリーの主な輸出先は、米国や香港、オランダ、イギリスなどだ。 現在日本国内では、チリ産の冷凍ブルーベリーが流通しているが、マンゴーやバナナに続き、ペルー産のブルーベリーが輸入される可能性も高い。


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