ペルー・ウマラ政権、新しい内閣誕生

ウマラ大統領新内閣

ビシャヌエバ元首相の辞任を受け、24日ウマラ大統領は、新しい首相にルネ・コルネホを任命し、内閣改造を行った。
ルネ・コルネホ新首相は、2011年7月にウマラ新大統領が誕生した時に、住宅大臣として内閣に入っていた。

コルネホ新首相は、民間投資促進機関のProInversionのエグゼクティブディレクターとして、活躍していた。ペルー国内の大学で、工学の学位とMBAを取得している。
今回の内閣改造では、2011年後半に就任した、鉱山エネルギー省のホルへ・メリノ大臣の辞任も含まれている。
メリノ鉱山エネルギー大臣の後任には、ペルー国内の法律事務所でアソシエイトコンサルタントとして活躍していた、エレオドロ・マヨルガ氏が任命されている。
マヨルガ氏は、ペルーの国立大学Ingenieriaで、石油工学の学位を持ち、フランスのパリ大学で経済応用数学の博士号を取得している。
鉱山エネルギー大臣に就任するマヨルガ氏は、ペルーの最も重要な経済基盤である、550億米ドルに相当する鉱業事業への投資プロジェクトの主要な責任を引き受けることになる。
また、現在問題になっている、企業が鉱業関連の開発を進める上で、開発許可を取るための時間減少についても、マヨルガ氏の手腕が注目される。
ペルーの輸出6割を占める鉱山事業は、環境への配慮や水の供給に関係する開発の影響について、特に農村部から強い反発を受けている。これによって大規模は開発計画が遅れる結果となり、海外からの投資が停滞することが、懸念されている。

 

さらに、ウマラ大統領は、エコノミストとして知られたピエロ・ゲッシ氏を生産大臣に任命している。ウマラ大統領就任後からウマラ政権の右腕となっている、ルイス・ミゲル・カスティーヤ財務大臣はそのまま留任している。

写真提供:ペルー国営通信


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