ペルーやコロンビア、ボリビアなどの国内総生産は今年も成長傾向

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国際通貨基金(IMF)が発表している世界経済予測白書によれば、ペルーやコロンビア、ボリビアなどのアンデスエリアにある国の国内総生産(GDP)は、2014年に5.5%の成長が予測されているという。

その後は7.3%くらいまでの成長増加が期待できるようだが、特にペルー経済への評価が高く、ボリビアやコロンビアよりも、ペルーの経済成長は、トップパフォーマンスになるだろうと報告されている。
ボリビアとコロンビアのGDP伸び率は、4.5%から5.1%だが、ペルー経済の後押しが、地域全体の成長率を上げることになるという。
また、インフレについては、ペルー政府が目標としている1-3%の間に抑えられる見込みだ。ペルー中央準備銀行はだいたい2.5%くらいまでのインフレ上昇を予測しているが、その想定内で安定させることで、この地域の中では、コロンビアに続き低いインフレ率を保つことができる。
一方でブラジルは、インフラ部門への民間投資が減り、特に投資については国内規制があることから、2014年度は1.8%の経済成長率と低い評価になっている。
さらにメキシコについては、3%から3.5%の経済成長増加が見込まれ、今年は成長が期待できるようだ。
世界経済の見通しについては、2013年度よりも全体的に、上昇傾向にある、今後2015年に向けて、3.6%から3.9%の経済成長をするだろうと予測している。
しかし一部の専門家によれば、このような経済成長が期待されている中、依然として一般国民の生活や社会保障にどのくらい還元されているのか疑問視する声が大きい。社会包摂の実現を掲げて当選したウマラ大統領へ支持率が下がっていることも、その一因にある。


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