ペルー料理のすべてがわかる荒井隆宏のペルー料理本発売

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一通りのグルメを堪能した食通たちが注目しているのは、「ペルー料理」。ペルーという類まれな食材の宝庫の国で、様々な移民たちが持つ食文化が融合しあい、南米きっての美食の国として君臨するペルー。

そんなペルー料理を引き継ぐ、東京・新橋の名店「荒井商店」のオーナーシェフ、荒井隆宏氏による、本格的なペルー料理本「荒井隆宏のペルー料理本」が、発行される。

ペルーは太平洋の海の恵み、アマゾンとアンデスからは豊かな農作物をふんだんにつかったペルー料理を、観光資源の一つとして、積極的に世界にむけてプロモーションをしている。もともとペルーに暮らしていた人たちの調理法と、さらにペルーに移民してきた人々のルーツである、スペインやイタリア、ドイツなどの欧米や、日本、中国などアジアの調理法が融合しあい、独特なペルー料理が誕生した。

ペルー料理を洗練された1品に変えて、さらに国際社会にペルー料理の魅力を広めていった、天才シェフのガストン・アクリオ氏の活躍もあり、今では、世界のグルメを夢中にさせているのは、ペルー料理だと言われている。

本書は、荒井氏が以前に出版した「ちょいラテンごはん」が、家庭で気軽に取り入れられるペルーの味だとしたら、本格的なペルー料理を作るための本になるだろう。ペルー料理のベーシックな基礎を学びつつ、その背景にある素材の生かし方や、調理のテクニックが解説されている。

荒井氏は、シェフになるために調理師専門学校を卒業後、フランス料理の名店「オテル・ドゥ・ミクニ」で修行後、2003年から1年間、ペルー現地にて、ペルー料理を身につける武者修行を行ってきた。そして、満を持して、東京・新橋に荒井商店を開店。

ペルー料理の魅力は、素材の生かし方と、ペルー独特のトウガラシ「アヒ」の組み合わせともいわれるが、なによりも日本人に馴染みやすい味のものが多い。

シェフのテクニックを学びつつ、自分でもペルー料理を作ってみたいという人にはもちろんのこと、新しいレシピに挑戦したいという人に、ぜひ手に取ってほしいのが本書だ。

■書籍データ

柴田書店発行 2014年8月29日発売


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