ペルーの映画や伝統料理からペルー食文化の融合を知るイベント開催

peru sabe

ペルーという国の特徴として、「多様性のある国」と紹介される。そしてその多様性は、ペルーの文化や食を語る上でも重要なキーワードとなるようだ。日本で学ぶペルーの留学生が案内役を務める、ペルーの映画と伝統料理を体験するイベントが、都内で11月に開催される。

せたがや文化財団 生活工房が主催するイベントは、「JAPONDER2014」。フランス語の日本を意味する「JAPON」と、英語で熟考する、沈思するを意味するPONDERを合わせて作られたのが、「JAPONDER(ジャポンダー)」。「JAPONDER」は、留学生は日本でなにを学び、どのようなことを感じているのかを知り、彼らを通じて日本人である私たちも、気がつかなかった日本を知ることができるイベントだ。

今回は、南米ペルー共和国の留学生が、ペルーにある「フュージョン(融合)」を、映画と食から伝え、そこにある日本とのかかわりを紹介する。

この数年、世界のグルメにも注目されているペルー料理だが、最先端にあるペルー料理には、「フュージョンペルー料理」という言葉がついてまわる。これは、伝統的なペルー料理をベースに、ペルーへとやってきた移民たちの食文化が融合して、新しいペルー料理の顔ともいえる。その中で、特に注目されているのが、和食のテイストだ。現在ペルーの料理界では、多くに日系人シェフが活躍している。

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「JAPONDER2014」で紹介するプログラムは映画鑑賞と料理体験の2つ。11月22日は、ペルー料理界のカリスマシェフ、ガストン・アクリオ氏と世界一予約の取れないレストランとして、知られていた「エル・ブリ」のフェラン・アドリア氏が、ペルー料理の食材を巡る旅を続けたドキュメンタリーと、ペルーの今を知るショートドラマが紹介される。

11月23日には、留学生による伝統的なペルーの家庭料理と、日本の料理人によるフュージョンフードの料理教室を開催。

ペルーは、遠い国だという印象があるが、太平洋を挟んで日本とペルーは向かいあっている。秋の休日、日本にいながらのペルーとの文化交流は、いかがだろうか?

 

■11月22日(土)

映画:ドキュメンタリー「Peru sabe」  ドラマ:「LOXORO」

10:30-12:30(上映後にミニトーク)  14:00-16:30(上映後に交流会) *20分前から受付開始。各回入替制。 定員各50名(当日先着 直接会場まで) 参加費:500円。

■11月23日(日)10:00-15:00

ペルー伝統料理とフュージョンフードの料理教室

申込のあと抽選で20名。参加費は1500円。20歳以上が対象。

申込方法:メールの件名を「JAPONDER料理」 「名前・年齢・住所・電話番号」を明記の上、info@setagaya-ldc.netまで。

 

詳しいお問合わせ先

せたがや文化財団 生活工房

TEL:03-5432-1543

 

写真上:映画Peru Sabe より 写真下:ペルー料理の代表、魚のマリネ料理セビーチェ。

 


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