週末は、豚肉サンドイッチのチチャロン、ペルースタイルの朝食を

Chicharrón

2014年はこれから来るトレンド料理として、ペルー料理が注目されていた。その流れは2015年も途切れることはなく、ペルーで食べる朝食を楽しめるお店が人気を集めているようだ。

日本人の典型的な朝食はなにか?と問われると、今となっては「味噌汁にごはん」というのは、難しいかもしれない。ではペルーはどうだろうか。

家庭の好みや経済事情によっても違うが、平日の朝は、パンとコーヒー、クラッカーとお茶程度で済ます人も少なくはない。しかし、週末となるとその様子は一変する。チチャロンと呼ばれる豚の三枚肉を焼いたものをスライスした肉とサルサ・クリオージャと呼ばれる、タマネギのピクルス、丸くて大きい「パン・フランセス」と呼ばれるパン、さらに甘くないサツマイモを素揚げしたものがたっぷり盛られたお皿を囲む。家族でお気に入りのチチャロン店を訪れ、テーブルいっぱいにチチャロンのセットが運ばれ、それを囲みながら食べている姿を見るのも珍しくないのだ。

ペルー人ならきらいな人はいないだろうこのチチャロン。2010年には「世界の人気朝食ナンバーワン」にも選ばれるほど、味もボリュームも食べる人を満足させる。

さて、このチチャロン。豚の三枚肉をさらに油で揚げるとなると、どんなに油こってりなのかと思いがちだが、チチャロンを食べると、思いのほかあっさりとしている。その秘密は、豚肉を油に入れてあげるのではなく、塩コショウした豚肉を焼いていき、そこで出てくる脂肪を利用しているため、豚肉のジューシーさは残りながら、表面はサクサクであっさりとした味わいになっている。そして、サルサ・クリオージャが、アクセントとなってくれるわけだ。

また、ペルー人の朝食として紹介したいのが、とうもろこしの粉を味付けし、ゆで卵やオリーブの実、鶏肉などを入れて、バナナの葉で包み蒸したチマキのようなもの「タマル」だ。

熱々のタマルの外側を包む、バナナの葉を開くと、中から濃厚な匂いがたちのぼってくる。

こうしたペルーの朝食オールスターズを楽しめるのが、東京外苑前のカフェレストラン「WORLD BREAKFAST ALL DAY (ワールド・ブレックファスト・オールデイ)」だ。

同レストランでは、2カ月おきに特集する国を変え、世界の朝ごはんを紹介している。ペルーの朝ごはんは、3月3日(火曜日)7時半から。

さらに、ペルーの国民的なドリンク、紫トウモロコシとパイナップルなどを入れて煮たチチャモラーダや、ペルーのスーパーフード、キヌアを使ったスープなども提供される。同時にペルー関連のイベントも企画予定。詳しい情報は、同レストランのHPから。

*写真はイメージです。

 

 

WORLD BREAKFAST ALL DAY
住所: 東京都渋谷区神宮前3-1-23 1F
時間: 7:30~21:00(LO 20:00)不定休
TEL: 03-3401-0815

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