quinoa

もともとは糖尿病患者向けの食事療法から広まった「糖質オフダイエット」は、糖尿病疾患を持っていないがダイエットをしたいという人に向けて、ここ数年で広がりをみせている。

ところが、単純に普段食べるお米やパンなどの穀類を減らして、ダイエット効果を出そうとすると、別の健康面の問題があることも指摘されている。それは、穀類による食物繊維摂取量が減ってしまうことだ。食物繊維は、種類や性質によって生理作用に違いがでてくるが、最近の調査によると日本人の平均的な食物繊維摂取量は、健康維持に必要な量の約7割程度しかないという。特に若い世代の食物繊維不足が目立っているようだ。これは、若い世代がダイエットを重要視するあまり、米や麦製品などの炭水化物を制限していることと無関係ではなさそうだ。

そこで注目したいのが、アンデスのスーパーフード「キヌア」だ。昨年からのブームにより、キヌアが健康によさそうだというイメージは定着しつつある。

ここで、実際にハーバード公衆衛生大学院のDr Lu Qiがthe journal BMC Medicine.

に発表した研究から、キヌアと取り入れた食生活を送った人たちにどのようなプラス面があったのかをみてみたい。

Dr Lu Qiは、ハーバード衛生大学院の助教授で、長年にわたり遺伝や栄養肥満による疫学、2型糖尿病と心血管系疾患について研究している。

調査は、全米の8つの州で、約367.000人の人を対象に行われた。対象者の性別や喫煙の有無、肥満度数、年齢などに分け、平均14年に渡り穀類の摂取と健康状態について調べた。

それによると、一日あたり1000Kcalのうち約34gの全粒穀物を食べていた人は、ガンや心臓病、呼吸器疾患、糖尿病などのリスクを減少さえていることがわかった。

データによると、食べている全粒穀物の中で、キヌアを毎日食べている人は、ガン、心臓病、呼吸疾患、糖尿病などによる死亡リスクを17%押さえるという。

Dr Lu Qiは、全粒穀物が体によいということは、様々な調査結果から分かっているが、さらな有益な効果については、臨床試験や継続した調査によって明確にできるとしている。キヌアは食物繊維が豊富で、ミネラルや抗酸化物質を多く含むことで知られているが、お米よりも糖質が低く、栄養バランスに優れており、さらに食物繊維が多いとなれば、糖質オフダイエットの強い味方だと言えるのではないだろうか。


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