日比谷図書館ホールで講演会「駐日大使が語るペルーの現状と将来」

日比谷図書館ホールで講演会「駐日大使が語るペルーの現状と将来」

日比谷図書館講演会

 

都内・日比谷図書館コンベンションホールにて、エラルド・エスカラ駐日ペルー大使による特別講演会が、一般社団法人ラテンアメリカ協会の主催で行われた。

会場には、ラテンアメリカの研究者や、同地域に進出を予定している企業の関係者などが集まった。ペルーはラテンアメリカ諸国の中で、初めて日本と外交を結んで国であり、日本とのつながりが深い国として知られている。また、日本からの移民が多く暮らしているため、日本とのかかわりが深い。

こうした長きに渡る友好関係を維持しながら、2012年には日本・ペルー経済連携協定(EPA)が発効。さらにAPEC、ペルーが中心となって作られた太平洋同盟が、アジアでの市場拡大と提携を目指している状況の中、日本は経済的にパートナーとしても非常に重要な関係にある。その中での、エスカラ大使による講演会とあって、最新のデータ等を使ったペルーの現状についての情報を求めて、熱心に書きとめる姿が目立った。

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ペルーは、この10年間に渡り、積極的な市場開放政策を進めながら、多くの民間投資を導入し、順調な経済成長を続けてきている。GDPを10年前と比較すると、約3倍に増えており、こうした成長の原動力となったのが、民間投資だと大使は語る。

講演の中で、キーワードとして語られたものの中に、ペルーと日本の距離があった。日本から見るとペルーは地球の反対側であり、とても遠い国のように思える。しかし太平洋に視点を持って両国を眺めれば、双方の国は向かいあった国なのだと気がつく。

一次産品の輸出先を探すペルーにとって、これまでのヨーロッパやアメリカだけではなく、アジアマーケットをターゲットにした、経済政策や外交を続けてきている。

アジアの大国である日本とペルーは、これから先のアジア市場において、強力なパートナーになっていることを大使は強調した。

また、ペルーは鉱山資源が豊富な国という印象が強いが、農業大国としてのペルーも、世界的に輸出規模を増やすのに成功してきている。そのため日本からも草の根資金などの支援を使い、灌漑用水を確保するためのインフラ支援について資金を出しているが、国内の灌漑用水工事を今後順調にしていくことで、さらに農地の確保が実現することになる。

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アスパラの生産は世界一を誇り、アボカド、マンゴー、ブルーベリーなどもこれから、どんどん生産量を上げていくという。アボカドに限れば、すでに冷凍のものも日本国内で流通しているが、生アボカドの輸出も最終段階にきている。この数カ月のうちにペルー産のアボカドを国内で買えることができるという。5月にはペルーの投資セミナー開催も予定されている。


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