ペルー料理界の巨匠「料理人ガストン・アクリオ美食を超えたおいしい革命」公開

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ペルー料理の巨匠、ガストン・アクリオのドキュメンタリー映画、「料理人ガストン・アクリオ美食を超えたおいしい革命」が、11月14より公開される。

ペルー料理界の頂点に立ち、世界で注目されるシェフの一人である、ガストン・アクリオ氏。父親は有名政治家であり、その一人息子である彼も、父親から政治家になることを期待されていた。

しかし、彼が突き進んだ世界は、料理だったのだ。

ペルーを訪れペルー料理を食べたことがある人たちは、みなその食の豊かさに驚かされることになる。そして、ペルー料理の奥深い味わい、さらにペルー料理のバラエティーにも人々は感嘆する。南米でもっとも美食が味わえる国という称号も当然だと言えるだろう。

しかし、そのペルー料理が、世界に向けて伝えられるべきペルーの一つの文化であり、ペルー料理が国を変えていく力になることに目を向けた人はこれまでいただろうか。

例えば、フランス政府は、相手の国の文化成熟度に合わせて、常に新しいフランス料理を戦略的に輸出してきた。そうした長年の努力からフランスという国のブランド力を上げ、食文化大国として世界にかっこたる地位を築いている。

ガストン・アクリオ氏は、同じように、ペルー料理の魅力を外に向かって発信し、さらに国内でのペルー料理の価値を上げ、料理に携わる人たちを育ててきた。彼がペルー料理界の巨匠と呼ばれるのは、伝統的なペルー料理を極め、さらに国内の調理法や、地方の食材の魅力を引き出し、それをペルーの文化に極めたことによる。

「ペルー料理が国を変えた」と人は、彼の業績を賛美する。

ガストン氏は、人々にこのように問いかけている。「我々はなぜ料理をするのでしょうか?」「料理人であることの目的とは?」「料理を作ることの大きな責任とはなにか?」と。

本映画は、ガストン氏が開校した料理学校の生徒や、ガストン氏の仕事にかかわる人たちと共に、マッシモ・ボットゥーラ(イタリア)氏、レネ・レゼッピ(デンマーク)氏、アントニー・アドリッス(スペイン)氏、など世界のベストレストランのトップ10に入る、そうそうたるシェフたちが、ガストンの仕事や活動について批評し、証言していく。

本作品は、ガストン氏のその類まれな活動はもちろんのこと、見る人になぜペルー料理が国を変えるほどの力をもっていたのをかを伝えてくれる。

劇場公開前には、第6回東京ごはん映画祭(10月31日~11月13日開催)にて、先行プレミアム上映が決定されている。

 

映画『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』は、11月14日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開予定


 

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