2012年のカウントダウンも近い12月30日、さいたま新都心でアルマカミニイトの初全国ツアーがスタートした。

ライブハウスHeven’s Rockは、開演前の熱気に包まれていた。4月にデビューシングル「茜」をリリースしたアルマカミニイトの、初全国ライブがここから始まろうとしている。

オープニングは、26日に発売されたファーストアルバム「ALMA COVERS」より。ブラックビスケットの「タイミング~Timing」をスペイン語バージョンで軽快にはじまった。

本格デビュー前から、路上ライブ、Ustreamを重ねてきたアルマカミニイト。全国ツアーの初日とあって、観客側の期待がオープニングから高まっていた。

これまでも、J-POPやスペイン語の曲をカバーしてきた彼らだが、11月にペルー公演を終えてからは、J-POPをスペイン語で歌うという今までにないカバーソングを、アルマカミニイトらしいハーモニーで聞かせてくれた。

トークの中でこんことをお互いに言っていた。「もしも自分たちが出会っていなかったら、ここで歌うことはなかった」その出会いの妙に驚き感謝しているという。

振り返ってみると2011年の9月。東京・赤羽橋にある「パシフィックセブン」で、アルマカミニイトの初ライブを見た。

歌のうまさは光っていたものの、二人のハーモニーは、残念ながらお互いを探り合っているようだった。ペルーで生まれ育ったエリックと日本人の宗彦。音楽と二人の魂はどこで重なりあるのだろうと思っていた。

しかし、ライブを重ねるうちに、アルマカミニイトは、クロスオーバーの魅力をさらに引き出しているようだ。

11月にはペルーでの公演を行った彼らだが、その前と今で、確実にアルマカミニイトは変わった。たった一人で歌手を目指してペルーを後にしたエリックは、国を離れてペルーよさを感じたという。ペルーを他の人にもっと知ってほしい、そして日本のすばらしさをこれからも人々に伝えたいきたいと語っている。

また宗彦は、日本とペルーの架け橋になるため、音楽を通じてメッセージを伝えたいとコンサートで話した。魂の歩みがここから始まっているのだという。

来年日本とペルーの外交140周年を迎えるが、日本とペルーを結びつける記念すべき2013年に、アルマカミニイトに求められる役割はとても大きい。ペルーでは、日本が思うよりももっと日本の音楽を愛する人たちがいる。

誇りを持って、歌い続けてほしい。心からそう思ったコンサートだった。

ところで、エリックが語学の天才だというのは承知の事実だが、宗彦の歌うスペイン語の曲。スペイン語のネイティブスピーカーに言わせると、日本人とは思えないうまさだという。

声質がスペイン語にあっているのか、彼が歌うスペイン語のJ-POPによって、やっと歌詞の意味がわかったというファンの声を聞いた。

11月のペルーでのたびは、念願のマチュピチュに行ったというが、次はナスカを訪れて歌いたいという。

アルマカミニイトの全国ツアーは、東京、群馬、茨城、大阪、福岡、静岡と続く。

全国ツアーを終えて、東京に戻ってくるとき、彼らはまたひとつ進化を遂げるだろう。

ロマンティックな恋の歌から魂の叫びのようなエリックのコンドルパサ。心を許しあったもの同士しが自然に漂わす絆が、見るものの気持ちを本当に明るくしてくれる。それが、二人のハーモニーに現れて奏でられていると思うのだ。

 

 

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