河野太郎外務大臣ペルー訪問。外相会談でTPP早期発効に向けて連携強化

 

ペルーの首都リマで8月14日(現地時間14日午前、日本時間15日の未明)河野太郎外務大臣とネストル・ポポリシオ・ペルー共和国外務大臣の外相会談が行われた。

8月12日から19日の日程で、エクアドル、ペルー、コロンビア、メキシコを訪問予定していた河野外相は、予定通り14日、ペルーのポポリシオ外相と会談。

ペルーのビスから新政権後初めての外相会談となった今回は、両国が自由貿易を推進する重要なパートナーであることを改めて表明。今後TPPの早期発効に向けて、引き続き連携をしていくことで両国の方針が一致した。

また、河野外相は、2019年には、日本人移住120周年を迎えるにあたり、様々な分野での交流を深めていきたいと語った。まず文化や学術面での交流を強化するために、南米のスペイン語圏では初になる、国際交流基金の事務所をリマに設置することを決定。

さらに、来年はペルーが日本の地デジ方式を取り入れてから10周年になることから、さらに日本から専門家の派遣や機材の提供などを行い、ペルーの地デジ普及に貢献したいと話した。ペルーが必要とする防災や教育、医療の向上のためにも、二国間の協力について言及した。

そして、ペルーが国連安保理非常任理事国を務めていることから、安保理改革や核軍縮などについても協力していくことを確認し、北朝鮮の非核化実現に向けて、互いに協力を続けていくと話した。

写真:ANDINA


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