ペルー・ナスカの地上絵をテーマに制作された行田市・古代蓮の里「田んぼアート」。その施設内にある古代蓮会館にて、2019日本ペルー友好年(移民120周年記念)事業実行委員会の設立について発表が行われた。

中南米の国の中で、最初に日本人が移民したのがペルーであり、2019年度はちょうど移民120周年にあたる。ペルー・リマ市内にあるアンデス文明に関する考古学博物館「天野博物館」の運営を支援する「天野博物館友の会(大貫良夫東京大学名誉教授)」の有志と、日本ペルー協会及び全国のペルー協会が、「2019年日本ペルー友好年(移民120周年記念)事業実行委員会を設立、工藤正司行田市長同席のもと、委員会の発表があった。

工藤正司行田市長

本実行委員会では、日本ペルーの友好年、移民120周年記念行事を今後手掛けていくが、そのはじめとして行田市が行っている田んぼアートの制作協力を手掛けた。今後は行田市だけではなく、全国で「ナスカ地上絵」のうちアートの制作協力、ペルーカカオ体験ワークショップ、ミラドールプロジェクト(ナスカ地上絵のための新観測塔建設事業)の支援などが企画されている。

行田市では、2008年より田んぼアートに取り組んでおり、本年度は、古代蓮の里東側にある約2.7ヘクタール(180メートル×165メートル)にナスカの地上絵のうち代表的な絵柄である、「ハチドリ」と「コンドル」、行田市のシンボルである「古代蓮」が出現した。

今後の記念事業について説明する同協会田島陽志(株式会社ミラドール代表)実行委員長

施設内にある古代蓮会館の展望室(約50センチの高さ)からは、大きな翼を広げたコンドルがまるで田んぼに舞い降りたかのように見える。これまでも行田市の田んぼアートは、世界最大の田んぼモザイク画としてギネス世界記録に認定(2015年)されてきており、数種類の品種の稲を使い分けて作られた巨大アートの完成度の高さは、見るものを圧倒する。

田んぼアートの存在は、天空からでないとその存在がわからないナスカの地上絵と通じるものがあり、多くの人たちが参加し一つの絵柄を作る田んぼアートは、そこに思いを込めたナスカの民と重なるものがある。

同施設では、8月19日にベル―に関するイベントを開催。ペルー音楽ディオのカルパンディーナのコンサートや、ペルー料理の販売などに多くの人が参加した。

2019日本ペルー友好年(移民120周年記念)事業実行委員会の事務局長を務める日本ペルー協会奥村邦夫氏

田んぼアートは、今が見ごろを迎えているが、稲の成長と共に色や雰囲気が変化する。同会館では、どのようにこの巨大アートが作られたかを展示してあるので、まずはそれを見てから観察するもよし、なにも知識を入れずに展望台をあがり眼下の絵を楽しむのも楽しい。

10月13日までの期間中は、ペルーの紹介やペルー民芸品などの販売が行われている。

敷地内の公園は無料だが、展望台に行くには施設の利用料がかかる。

古代蓮の里公式HPアクセス情報はこちらから

実行委員、委員と共に。左より小林乙三氏(行田市産業・文化・スポーツいきいき財団専務理事)岩丸珠緒(株式会社KeyNoters代表取締役)委員、小林眞理(有限会社G.club代表)委員、森下矢須之(BIZEN中南米美術館館長)実行委員、奥村邦夫(日本ペルー協会事務局長)事務局長、工藤正司行田市長、田島陽志(株式会社ミラドール代表)実行委員長

■2019年日本ペルー友好年(移民120周年記念)事業実行委員会

連絡窓口:奥村邦夫事務局長 TEL:03-3595-6196 FAX:03-3595-5598

写真はこちらからFlickr

 

 


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