ペルーの検察局は10日、ペルーの最大野党の党首、ケイコ・フジモリ氏(43歳)を、不正な資金洗浄の疑いで拘束を裁判所に要求。裁判所は10日間の予備拘束を認めた。

不正な資金洗浄と問題視されているのは、2011年に大統領選に出馬した際、フエルサ・ポプラルの前身政党にて、ブラジル大手ゼネコンであるオデブレヒト社から、公共工事発注を約束して120万米ドルの献金を受け取り、それを政党資金のために開いたカクテルパーティーの参加費を水増しするという方法で、その献金を洗浄した疑いだ。

オデブレヒト社に絡んだ不正献金については、国際的なスキャンダルになっており、同社は世界的な進出を成功させるため、世界中で約33億米ドルを指導者に送ったともいわれている。ペルーは、クチンスキー前大統領の罷免決議案が昨年12月に起こり、辞職。ウマラ前大統領は同容疑で逮捕、またフジモリ政権後に大統領当選したトレド前大統領もオデブレヒト社から不正献金を受けていたとされ、米国に逃亡している。

10日ケイコ・フジモリ氏は身柄を拘束されたが、ケイコ氏の他、フジモリ政権下で大臣を務めたハイメ・ヨシヤマ氏らあわせて19名が同様に予備拘束をうける。

ケイコ・フジモリ氏は、2016年の大統領選挙後、最大野党の党首として議会をリードしてきた。しかしケイコ氏を僅差で破ったクチンスキ前大統領の後を継いだ、ビスから大統領とのねじれた議会での力関係は、対立の構図を高めていたといえる。

ケイコ氏が拘束後に、ケイコ氏の自筆の手紙が公開され、「法的な証拠もないまま身柄を拘束された」ことを訴え、先週父親のアルベルト・フジモリ氏の恩赦が取り消されたことについても、「政治的な迫害だ」と手紙に書いている。

ケイコ・フジモリ氏の逮捕については、一部では、以前最大野党として力を維持するケイコ・フジモリ氏が、21年の大統領選挙に出馬するのを阻止するためのものではないかという見かたもあるという。

 

恩赦取り消しが最高裁によって決定したフジモリ氏は、現在リマ市内の病院に入院しているが、長女ケイコ氏の拘束を聞き、悲しみの慟哭をあげ大変なショックをうけていると、現地メディアは伝える。

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