ペルー産コーヒー、今後ペルーの主力輸出品目へ期待

20日ペルー農務省(Minag)の報告によれば、農務省内にある農業製品を戦略的に競争力を高める部署であるDGCA(General Directorate for Agrarian Competitiveness )によって、ペルーの国産コーヒーの生産者と共同作業を行うことで、生産性を高め販売力を強化していくという。

ミルトン・ヘッセ農務大臣は、1月18日に開催された、国立ペルーコーヒー委員会(JNC)

の記念式典で、ペルー農務省は、コーヒー生産地域のコーヒーの木について、集中的なリハビリプログラムを実施していることに触れた。

現在コーヒー生産団体は37団体。フニン、クスコ、サンマルティン、プーノ、アヤクーチョ、カハマルカなどペルー内陸部で主にコーヒー生産が行われている。

またコーヒー生産を行っている地域は、貧困や麻薬生産密売の問題も抱えており、コーヒーの生産性を高め、製品としても市場価値の高いコーヒーを販売していくことができれば、こうした二つの問題点を解決していかれるとヘッセ大臣は語っている。

コーヒーは、ペルーの主要な輸出農産物として、近年価値が高まってきており、さらに世界的なコーヒー評価機関でも、ペルーコーヒーの品質の高さが評判になっている。

コロンビアやブラジルなどが、他国で効果的なプロモーションを展開しているのに対して、ペルーコーヒーの存在はまだこれからだという指摘もあるようだが、味と品質、オーガニックコーヒーという付加価値など、近年のペルーコーヒーは、製品としての魅力を大いに伸ばしてきている。

これからペルーの主力輸出品として期待度も高く、有力な輸出品だ。

 

Photo: Archivo El Comercio

 


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