2013年ダカール・レース、初参加のペルー・トヨタ・タコマ完走成功へ

1月20日、チリ・サンティアゴにあるモネダ宮殿前に用意された。ダカール・ラリーの表彰台に、チリのビネラ大統領がいまかと、勇敢な走者たちを待っていた。完走者たちは約8000キロのラリーを終え、ゴールにたどり着いた。

ダカール・ラリーに参加したのは、オートバイ183台、自動車153台、トラック60台、バギー38台の計449台。完走したのは、オートバイ124台、バギー26台、自動車89台、トラック60台の計299台だった。

優勝者は、オートバイ部門はシリル・デプレ、自動車部門は5度目の総合優勝ステファン・ペテランセル、バギー部門では二度目の優勝マルコス・パトロネッリ。トラック部門は、初の総合優勝だったエドワルド・ニコラエフ。

チリで、ダカール・ラリーのゴールを迎えるのは、初めてのこともあり、沿道には数万人の観客が集まり、歓喜にわいた。

完走者が表彰台で一台づつ紹介されると、サンティアゴの街に歓声が響きわたった。

ペルーの参加者は、ベテラン勢が途中で完走を諦める中、今回初参加となったトヨタ・タコマのチームDURO4×4、カルロス・モラレスとナビゲーターのポール・アライが、総合79位で初ゴールを迎えた。

モラレス氏、アライ氏共に2010年からダカール・レースに参加することを意識し、スポンサー探しをしながら、出場のチャンスを狙っていたという。

レース前には、今回は初めての参加でもあり、あらゆることを経験するためのレースだと語っていた。また、最後まで戦うレースにしたいと意気込みを話していたが、安定したタイムを維持しながらのゴールは、チームを支えたスタッフたちにとっても、誇りと喜びに満ちた瞬間だった。

二人は、ゴールでペルー国旗を掲げることを約束し合い、澄み切って晴れた青空のもと、ペルー国旗がたなびいて、完走パレードとなった。

日系人の選手は他に、トーマス・ヒラオカ氏、エンリケ・ウンベルト・オクムラ氏らが参加していた。

写真:左から二人目ポール・アライ氏 右から二人目カルロス・モラレス氏


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