ペルーの名シュフ、ガストン・アクーリオ氏、グローバル・ガストロノミー・アワードを受賞

ペルーのカリスマシェフ、ガストン・アクーリオ氏は、世界の優れた美食貢献者に贈られるグローバル・ガストロノミー・アワード2013を受賞した。

受賞の理由を関係者は「ペルーの多様性に富んだ気候や地理条件のもと発達した、食材を使い料理の味を極める共に、アンデスやアマゾンから新しい食材を世界に広めた功績が高く評価された。また、ペルーの約8万人の若者たちをシェフとして育て、貧困層の若者たちが学べる料理学校も支援している」と語る。

ペルーの有力な政治家の一人息子として生まれたアクーリオ氏は、同じ政治家の道を期待されたが、彼が求めたのは食の世界だった。

フランス・パリのル・コルドン・ブルーを卒業すると、彼は優れた食材の宝庫であるペルーへ戻り、伝統的なペルー料理に世界の美食のエッセンスを組み合わせた、フュージョン・ペルー料理を革新的に作っていった。

また、地方料理の素晴らしさや、庶民が気軽に楽しむペルーのソウル・フードなどを自分の料理番組で紹介するなど、多方面で食に貢献してきた。現在、ガストン・アクーリオ氏のレストランは、南米やアメリカ、ヨーロッパなど30カ所に開かれている。

同賞は、2007年に世界一予約の取れないレストランとして知られた 「エル・ブリ」のシェフ、フェラン・アドリア氏も受賞。

アドリア氏は、アクーリオ氏と共に、ペルーの食材を訪ね歩くドキュメンタリー映画「ペルー・サベ」に出演。2012年には、世界料理サミット2012のために来日し、東日本大震災の被災地を訪問。生産者たちとも交流を果たした。

写真提供:ガストン・アクーリオ公式facebook提供

 


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