2013年はキヌア国際年。世界の飢餓と栄養失調問題を解決する食品とて注目

2013年はキヌア国際年。世界の飢餓と栄養失調問題を解決する食品とて注目

2月19日から米国ニューヨークでは、2013年のキヌア国際年に合わせて、大手輸入業者やバイヤー、販売代理店らとペルー農務省が、キヌアを大々的に宣伝するキヌア・ロードショーが行われる。

キヌアロードショーには、キヌア生産者やシェフ等も出席し、多角的な方面からキヌアの持つ可能性や魅力を引き出していく。

キヌアは、アカザ科・アカザ属の植物で、約5000年前から栽培されていたと言われ、チチカカ湖周辺が原産地。2.500mから4.000mの高地で育ち、雨の少ない気候でも十分育つ。ボリビアやペルーで作られている。

キヌアは、アミノ酸やたんぱく質の含有量が他の穀類よりも非常に高く、ヨーロッパやアメリカ、日本では健康食品として人気がある。

また、国連食糧農業機関(FAO)では、キヌアが世界の飢餓と栄養不良問題を解決するために欠かせない食品として、キヌアをプロモーションするために、ウマラ大統領妻であるナディーン・ヘレディア夫人をキヌア大使に任命している。

近年のキヌアブームに乗って、キヌアの値段も高騰。2011年は1トンのキヌアは約3115ドル。2006年と比べると約3倍になっている。

キヌアが収穫される地域は、ペルーやボリビアの中でも貧困が目立つところだが、キヌアが世界的に注目され、輸出量が増えるkとおで、生産に携わる人たちの経済支援も大いに期待できるようになった。

その一方で、それまでは庶民の手軽な食品だったキヌアの値段が上がったことから、首都リマでは、高級食材になりつつあるのも事実だ。キロあたり10ソレス(約2.4米ドル)で売られていたキヌアも、今では大体キロ当たり40ソレスくらいになっている。

ナディーン夫人は、テレビコマーシャルを使い、ペルーでも未だに問題を抱えている、貧困地区に暮らす5歳以下の子どもたちの栄養失調改善に、キヌアを進めるためカラフルなキャンペーンを行ってきた。

ペルーの主力良品としてキヌアの輸出高を増やすのもいいが、国内消費量を増やし低価格で提供するために、キヌア生産を後押しする必要がある。また、海外輸出向けには、生産を工業化し安定量を提供できるようにするのが大切だと専門家は指摘する。

キヌアは、アミノ酸やたんぱく質の他に、ビタミンE、ビタミンB2(リボフラビン)を含み、他の穀物に比べ、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リンなどミネラル分も多い。さらに最近の研究では、骨粗しょう症、動脈硬化症、乳がん予防にも効果のある植物性エストロゲンが含まれているのがわかっている。

 


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