ペルーのかんきつ類輸出高は、2013年度に10万トンに。日本市場を開拓予定
ペルーのかんきつ類生産者協会(ProCitrus)が13日発表した報告書によれば、今年度のかんきつ類輸出高は、近年平均10%増の成長を続けてきており、約10万トンになると予測されている。
主な輸出先は、イギリス、オランダ、米国、カナダ、ロシアなどだ。
また、協会によれば、ペルー農業検疫庁(SENASA)の協力で、中国やメキシコへの輸出を成功させてきている。今後数年間の間に、日本や韓国、ブラジル、中東へとマーケットを拡大させていく予定だ。
日本市場を開拓するために、日本の検疫基準に合うような生産管理テストを2,008年から行ってきているという。
ペルーかんきつ類生産者協会のゼネラルマネージャー、セルジオ・デル・カスティヨ氏が、
果物などの農作物専門サイト、Freshplaza.comの取材に対して「ペルーは、南半球のかんきつ類生産市場で、もっとも重要な国になってきている。年々輸出高が増えているだけではなく、新しいかんきつ類の品種を作り、買う側に魅力的な商品を提供できるようにしている。市場のターゲットにあわせた生産体制を取っている」と答えている。
現在ペルーでは、7万ヘクタールのかんきつ類プランテーションがあり、オレンジ(2万5千ヘクタール)、レモン類(2万ヘクタール)、タンジェリン(1万5千ヘクタール)、タンジェロ(5千ヘクタール)、グレープフルーツやライムそのほかハイブリットのオレンジ類などが生産されている。
ProCitrusは、ペルー国内でかんきつ類を生産している個人や企業で構成されている民間非営利組織。かんきつ類の生産向上やマーケティング開発などを行っており、1998年に設立された。