ムエタイ志朗選手の寄付、アミスタを通じてリマ市貧困地区の保育園へ

3月12日、タイでムエタイ選手として活躍する志朗選手(19歳)が、自分のファイトマネーを寄付しているペルーのNGOアミスタが、支援しているリマ市のプエンテ・デ・ビエドラ区にあるクマモト保育園に支援物資を送り届けた。

志朗選手は、国内ではバンタム級1位のキックボクサーだが、中学卒業後からタイに住み始め、ムエタイの名門ジム「96ピーナンジム」」に所属し、ムエタイ選手としてタイで活躍している。

ジムで一緒に練習をしているタイ人選手達との交流の中、自分もなにかタイに恩返しをしたいという思いから、自分のファイトマネーを、タイの孤児院などに寄付を重ねてきた。

幼いころ共にキックボクシングの練習をしていた、志朗選手の兄がNGOアミスタのメンバーとして、ペルーにいることから、アミスタが支援しているクマモト保育園へも寄付を行ってきている。

このプエンテ・デ・ピエドラ区は、リマ市郊外に位置し、職を求めて地方からリマにやってきた貧困家庭が多く住んでいる。フジモリ政権の時代に、日本から集まった寄付で、日本の名前がついた学校がいくつも建設されたが、

このクマモト保育園もその一つだった。

しかし、政権がかわると、貧困地区にある保育園への支援が途切れたままになっていた。

そこで、ペルーに救急車や消防自動車を送っていた日本のNPOアミスタ・ペルー・ニッポン(松本弘二郎理事長)が、クマモト保育園を支援し、園児達に不足しているものなど援助してきた。2011年にはペルーでNGOアミスタを設立され、現在は現地スタッフを通じて、園児達の健康を守る支援を続けてきている。

この日、コハツ副代表理事長ら3人は、同保育園の園児たちが使う歯磨き粉や歯ブラシ、お絵かき用紙とクレヨン一式を持って、クマモト保育園を訪れた。

同保育園では、園児達の欠食問題を解決するために、2011年に給食施設をNPOアミスタの支援で完成させている。この支援活動にも志朗選手は、寄付を行ってきた。

写真上:ペルー・アミスタメンバーと共に
写真中:子どもたちに支援物資を渡すコハツ代表副理事

写真下:志朗選手兄:松本志佑太氏とミラグロス園長、園児成長記録用のカメラを手渡す。

 


 

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