ペルー日系人協会デジタルネットワーク公開。ペルー日系人の歴史をオンラインで知る

4月3日より、ペルー日系人協会とJICA横浜海外移住資料館との共同プロジェクトで行われた、日本契約移民のデータベースとデジタルミュージアムのサイトが公開された。

本プロジェクトでは、ペルー日系人協会の中にあるペルー日本人移住資料館所蔵の資料をデジタルコンテンツ化した「デジタルミュージアム」と、日本人契約移民の名前を検索できるデータベースがオンライン上で閲覧できる。

デジタルミュージアムは、2012年10月25日に公開されていたが、今後はペルー日系人移民史料館で開催された特別展示なども、デジタル化を行い、インターネット上で公開される予定だ。

ペルー日系人移民史料館は、ペルーの日系人の歴史を知る資料が所蔵され、2011年6月にリニューアルを行った。

また、日本人盟約移民データベースは、日系人の研究で知られる、慶應義塾大学文学部柳田研究室が外務省外交史料館架蔵「移民取扱人ヲ経由セル海外渡航者名簿」を基本に使い、一部「旅券下付表」で補いながら作った「ペルー契約移民データベース(18,727件)」のデータを利用している。

このデータベースは、横浜市にあるJICA海外移住資料館の中で、実際にアクセスすることができるが、インターネットで公開されることで、ペルーの移住者がいる家族にとって、家族の歴史を知ることができる貴重な手段になる。

ブラジル日系人の歴史資料が、比較的豊富に閲覧できるのに比べ、ペルー日系人の資料をインターネットで探すのは、これまで難しい面があった。

しかし、こうしたデジタルコンテンツにて公開されることで、移民を持つ家族だけではなく、日本の歴史を知る上でも、大変有意義な取組と期待される。

 

ペルー日系人協会デジタルネットワークサイト

 


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