私が札幌の高校に通っていた頃、2種類の部活動があった。
前者で私は居合クラブを選択した。居合とは、
「刀を手にする機会などめったにない」
そう思った私は喜んで居合クラブに入部した。
居合クラブでの練習は実に面白かった。
今だったら大問題になるかもしれないが、
「これで、人が本当に斬れるのか」
想像したら、鳥肌が立った。
30年前の懐かしい思い出である。
■写真提供:キックボクサー志朗(写真は小学生当時、居合を習っていたときのもの)
Writer:布施鋼治
1963年7月25日、札幌生まれ。スポーツライター。
大学生時代より執筆業を開始。現在はNumber、共同通信、北海道新聞、ファイト&ライフ、スポルティーバなどに執筆中。
2009年、「吉田沙保里 119連勝の方程式」(新潮社刊)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。
他の主な著作に「東京12チャンネル運動部の情熱」(集英社刊)、「格闘技絶対王者列伝」(宝島文庫)などがある。
「ファイティングTV サムライ」などで格闘技番組の解説も務める。
「ファイティングTV サムライ」などで格闘技番組の解説も務める。