岸田外務大臣TPPへの協力ペルー外務大臣と確認。次世代エコカーなど、無償資金提供14億

4月30日(火曜日)、ペルーの現地時間で12時から、ペルーを訪問中の岸田文雄外務大臣は、ペルーのラファエル・ロンカリオロ外務大臣と外相会談をペルー外務省内で行った。

ロンカリオロ外務大臣は、本年がペルーと日本の外交樹立140周年を迎え、8月には関連行事が予定されていることに触れ、EPA発効以降さらに二国間は、投資協定や経済協定などで、強い結びつきを築いていると述べた。これに対して、岸田外務大臣は、安定した経済成長をしているペルーとの関係を日本は重要視しており、太平洋を挟んだ重要なパートナーであると答えた。
日本側からは、ペルーにおける法制度や治安維持など、ビジネス環境を整えてほしいという要請をし、今後日本がスムーズにTPP交渉参加が行えるように、強力を求めている。ペルーにとって、日本のTPP交渉参加を歓迎し支持していく方針であるとロンカリオロ外務大臣は対応している。

ペルーが今後必要としている、環境改善のための技術支援については、今後さらにJICAなどのボランティアをさらに派遣し、ペルー政府が推進している社会的包摂に沿った活動支援を行っていきたいと考えているようで、ペルー側も期待を寄せていると答えている。

具体的に、日本はペルーの環境対策や観光開発などについて、14億円の無償資金提供をすることに同意。これらの無償資金は、二酸化炭素を出さない日本製のエコカーを購入し、また山岳地帯にある観光地向けに排泄物を分解するバイオトイレ設置等に使われる。ペルー政府の公用車が、日本製のエコカーになることで、日本企業のペルー進出に大きな拍車をかけていきたい考えだ。

 

写真提供:ペルー外務省

 


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