5月10日、ペルー大統領宮殿では、“Amazonía, un mundo por aprender”と題されたショーが開催された。

“Amazonía, un mundo por aprender”とは、アマゾンから世界を学ぶという意味。ライブパフォーマンスや、地域に暮らす少数民族たちのが伝統的な衣装に身を包み、アマゾン流域の文化的多様性を表現した。

最近特に世界の旅行業界でも注目されているのが、アマゾン川の源流に近いロレト州イキトス。20世紀になり天然ゴム産業で発展し、ペルーのアンデス山脈の東側にある、広大なアマゾン・ジャングルの中心地だ。

ショーは、史実に基づいて作られた20世紀初頭の写真を紹介するスライドが最初に上映された。ロレト地域は、豊かな自然と未開の人たちが独自の伝統文化を守って暮らしていたが、天然ゴム産業の発達とともに、環境が破壊され先住民たちがひどい差別や虐待を受けることにもなったのだった。

しかし昨今では、アマゾン流域の観光資源としての高い価値と、環境を守り自然との共生を目指す意識の高まりから、ペルー政府はアマゾンの保護活動に力を入れている。

ショーでは、伝統民族衣装のほか、デザイナーによるメッセージを伝えるショーオリジナルの衣装でのファッションショー・ランウエイとなった。

今回のイベントは、アマゾンに暮らす人たちにとって、ここが文化、芸術、伝統を継承していく地域であるという宣言と、アマゾン流域の芸術や文化が、未来に継承されるペルーの偉大な遺産になっているというのを改めて示すものとなった。

 

写真提供:大統領公式報道機関


 

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