クリントン財団、ペルーの社会包摂を支援

ペルーを訪れている元アメリカ大統領のビル・クリントン氏は、ウマラ大統領と観光貿易大臣と会談。自身が創立した「ウィリアム・J・クリントン財団)より、ペルーの低所得者の人たちが、就労を得る機会を作るための活動に寄付を行うと発表。

ウイリアム・J・クリントン財団は、富豪のドナルド・トランプ氏やエルトン・ジョン氏なども寄付をおこなっている財団で、世界の人道支援のための援助を続けてきた。

会見の中でクリントン元大統領は、ペルー政府が行っている社会的包摂に基づいた政策を高く評価。「われられは手をさしのばして助けを求めている人たちのため、様々は支援の機会が必要だ」と語った。

また、ウマラ大統領は、「政府は人々によい機会を与えるために小さな戦いを繰り返している。しかしこうした戦いを止めることはない」と答えた。

今回の支援は、特に農村部で働く女性生産者や母子家庭など経済基盤が弱い人たちを中心に考えられていくようだ。

貧困を改善するために必要な就労機会や生産性をあげて、安定した収入につながる経済プロジェクトなどが挙げられている。ウマラ大統領は「政府が決めた貧困からの脱却のゴールは、一夜にしては達成することができない。クリントン財団と共に、グローバルな支援を受けながら、戦いを続けていく」と語っている。

 

クリントン元大統領は、滞在中クスコ地方にも視察に出かけた。

写真提供:大統領公式報道


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