ペルーの経済成長率、2014年には回復とIMF予測

20日、国際通貨基金(IMF)が発表した経済予測では、2013年に停滞したペルーの経済成長も、2014年には回復するだろうという。

6%の経済成長を続けてきたペルーだが、2013年には経済成長予測を下方修正する必要がでてきた。今年のペルーの経済成長は5%。しかし、国際通貨基金(IMF)は、順調な輸出高の伸びが後押しして、2014年の経済成長は5.5%になると予測している。ペルーは過去最大速度でこの10年間経済成長を続けてきたが、鉱業関連事業の伸び悩みもあり、実質のGDP成長率は5%に留まった。

しかし、海外からの直接投資は2013年に大きく伸びており、2014年には、大規模な鉱山やインフラのプロジェクトが動く予定だ。

輸出価格がそれほど上昇もせず、大幅な輸出需要伸びはなかったものの、ペルーのマクロ経済に対する高い評価などが影響し、格付け会社スタンダード&プアーズなどでは、ペルーの格付けをBBB+にしいる。

しかし一方で、今後の海外投資を上手く誘致させ、経済の後押しにさせるには、投資への障壁を減らし、投資プロジェクトの公共経営の効率と有効性を高める努力が求められている。またIMFは、経済財務省内に、投資とそれの社会還元に関する機関が設けられたことを高く評価しているようだ。

 


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