渋谷ヒカリエ、貫井勇志「PERU×Yuji Nukui ピスコナイト」開催
4日、東京・渋谷ヒカリエにて、クスコとマチュピチュを20日間に渡り撮影を行った、映像作家・フォトグラファーの貫井勇志氏によるトークショーが開かれた。
貫井氏は、ソニー・コーポレートサイト特別企画「ソニー“α”CLOCK~“α”が刻む世界の時~」という世界遺産撮影の撮影プロジェクトに携わり、その中で20日に渡り、マチュピチュやクスコの撮影を行っている。今回のトークイベントは、マチュピチュやクスコを訪れた時の印象と、撮影時の秘話などが中心に紹介された。
貫井氏の撮影は、定点撮影と呼ばれているもので、一日12時間から15時間かけて、同じアングルのものを、時間別に撮影していく。
現地の撮影イメージを固めたら、それを実現するための季節、天候などを考慮しながら、撮影時間などを決めていく。今回のマチュピチュ撮影は、3年かけてペルーと交渉を行い、やっと企画実現にこぎつけたものだった。
というのも、日が昇る前からカメラをセットし、太陽の高度や雲の動き、気圧、大気の流れを瞬間的に撮影していくため、マチュピチュへの入場が許された時間前から、撮影を行う必要があった。
文化遺産保護が優先するマチュピチュでは、時間外の撮影は異例のことだったという。
トークイベントでは、実際に撮影された映像を見ながら、ペルー観光庁日本事務所の高津暁氏との対談形式で、マチュピチュやペルーの魅力が語られた。
さらに、今回のトークイベントは、「ピスコナイト」も同時開催。ペルーの代表的なお酒、ピスコを使ったピスコサワーとペルー料理が参加者ふるまわれ、ペルーの民族音楽のライブを聞きながら、ペルーの魅力を堪能できるプログラムだった。
貫井勇志写真展「世界遺産‐時と光の深層VOL.2」
会期:2013年11月27日(水)~12月9日(月)※会期中無休
時間:11:00~20:00(初日のみ19:00まで)
会場:渋谷ヒカリエ8階8/ 02/CUBE1,2,3(渋谷駅直結)
入場料:無料