河野外務大臣によるビスカラ・ペルー大統領表敬
現地時間8月14日午後4時 (日本時間8月15日午前6時) から約40分間,ペルーを訪問中の河野太郎外務大臣はマルティン・ビスカラ・ペルー共和国大統領(H.E.Mr.Martín Vizcarra, President of the Republic of Peru)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
冒頭,ビスカラ大統領から,河野大臣のペルー公式訪問を歓迎する旨述べました。これに対し, 河野大臣から,日本人移住者を温かく迎え入れてくれたペルー国民に感謝するとともに,日本人移住120周年を迎える2019年の「日ペルー交流年」に向けて,様々な分野で両国の関係を深化させていきたい旨述べました。
河野大臣より,日本とペルーは,APECやTPP等の枠組みで自由貿易を推進する重要なパートナーである旨,また,日本はペルーのOECD加盟審査開始を支持しており,OECDとの関係強化がペルーの国内改革努力を後押しし,ビジネス環境の更なる改善につながることを期待している旨述べました。また,日本企業は,オールジャパンでペルーの産官学と連携し, ペルーの総合防災,都市交通インフラ等の発展に貢献していきたい旨述べました。更に,ビスカラ大統領が推進する汚職との闘いを含めた改革努力を支持する旨述べるとともに,かかる努力が日本企業の活動環境整備の上でも重要である旨強調しました。これに対し,ビスカラ大統領からは,特に日本企業による鉱山分野への投資に対する謝意が表明され,日本からの技術導入や更なる投資に期待している旨述べました。
河野大臣から,来年はペルーが日本の地上デジタル方式を導入して10周年となることを想起し,ICTを用いた遠隔医療, 遠隔教育の発展に貢献したいとするとともに,今後も,ペルーが必要とする協力を実施していきたい旨述べました。これに対し,ビスカラ大統領からは,日本との協力関係を引き続き推進していきたい旨述べました。
写真:外務省