ペルーで愛されたラーメンが浮間船渡にやってきた

スープや具のこだわりで無限の進化を遂げている日本のラーメン。ペルー・リマには、そんな日本のラーメンにほれ込んだシェフのお店がありました。その名も「東京ラーメン」。素材や作り方にこだわって提供されていた「東京ラーメン」が、「Don Carlos Ramen(ドン カルロス ラーメン)」という名のお店になり、東京・板橋区のJR浮間船渡近くに開店しました。

左/田中カルロスシェフ

オーナーシェフの田中カルロスさんは、ペルーで生まれ育った日系三世。日本でシェフ修行をした後、2011年にペルー・リマで「東京ラーメン」を開店させました。リマで美味しいラーメンや日本風の定食が食べられると大人気だったお店ですが、コロナ禍ではパンデミックの影響も受けたと言います。その後2022年に再度また日本へ。そして「Don Carlos Ramen(ドン カルロス ラーメン)」が2023年9月9日にオープンしました。

店内はラーメン店というよりも、どことなくペルーの雰囲気を感じます。田中シェフが作るオリジナルラーメンは豚骨ベースに、コシがしっかりした太目の麺の「マチュピチュパンチ」チリやスパイスを使った「レッドホットチリ」の他、塩ラーメンや醤油ラーメンがあります。

さて、この「マチュピチュパンチ」なんとラーメンのトッピングにキヌアがたっぷりと添えられています。素材にこだわり体によいものを提供したいという田中シェフ。ペルーのスーパーフード「キヌア」とのコラボ。一度食べるとリピートしたくなる味に間違いないです。

マチュピチュパンチに卵をトッピング。小皿にあるのがチミチュリソース

この「マチュピチュパンチ」をさらに引き立てるのが、別に添えられる「チミチュリソース」。パセリなど香草を使ったペルーでは焼いた牛肉などに添えられるものです。

スープにチミチュリを溶かして飲んでみると、まったく別次元のおいしさに味変します。

そして、「レッドホットチリ」。よくある唐辛子をベースにした日本のラーメンとはまったく違う味でした。日本風ラーメンの味は抑えつつ、チリとスパイスの使い方が絶品で、辛さもありながら、濃厚なスープのおいしさが絡んできました。実はペルー料理には、いろいろな唐辛子が使われています。辛味だけではなくチリの豊かな香りも楽しめるペルー料理の系譜を感じる一品でした。

左/マチュピチュパンチ 右/レッドホットチリ

ラーメンはトッピングに煮卵や、キヌア、チャーシューなど頼むことができます。その他にも、鶏肉や豚ハツをペルー風に串焼きにしたものなども楽しめますよ。

場所は、JR浮間船渡駅そばの超高層ビル「アイタワー」1F。お店の公式Instagramは、@doncarlosramen です。

<お店情報>ドンカルロスラーメン

■住所:東京都板橋区舟渡1-13-10 アイタワー 104 詳しくは食べログをご覧ください

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