東北電力、ペルーから液化天然ガスを輸入か
ブルームバーグ誌が21日に伝えたことによると、東北電力は日本海LNGを通じて、ペルーの液化天然ガスを輸入するという。
新潟港についたペルーからの貨物は、すでに新潟港を離れ東北電力に運ばれていると関係筋は電話インタビューで答えているようだが、この件について東北電力の正式なコメントは取れていないようだ。
ペルーからの天然液化ガスを積んだSTXフロンティア号は、1月26日に、ペルーのパンパ・メルチョリタを離れ、新潟港にむかったという出港記録がある。
日本海LNGは1978年に、第3セクターとして、新潟県、日本政策投資銀行、東北電力などが出資し設立された。日本海に面した敷地に、液化天然ガスの受入れ・貯蔵・供給設備を持っている。
2011年の東日本大震災の影響で、原発からのエネルギーシフトが求められている日本は、液化天然ガスの輸入がその後増えている。2012年度には、過去最高の8730万Mtが輸入され、前年度の約二倍の費用、60億ドルが支払われている。