ペルーのファッションビジネスフェア「Peru Moda 2013」4月に開催

今年もペルー国内のファッション関連のビジネスフェア「Peru Moda 2013」が4月10日から12日にかけて、ペルー・リマ市で行われる。

「Peru Moda」は、2005年から毎年開催されている、繊維、染色、アクセサリー、ファッションデザイン、ファッション小物、シルバー、アクセサリー等、ペルー国内のファッション業界が集まり、ペルーの最新ファッションイベントが合わせて開かれる。

各国から集まるバイヤー達にとっては、ペルーファッションとのマッチングの場であり、輸出を促進させたい国内企業には、プロモーションの場として欠かせないファッションイベントになる。

ペルーは、これまで、アルパカやビクーニャ、コットンなど高級繊維、シルバーなど素材を主に輸出する立場だった。しかし、近年では、ペルー出身のファッションデザイナーの活躍などで、海外で開かれるファッションショーでも、

ペルー人デザイナーの作品が出展されている。

ペルーのファッション業界を牽引する新しいデザイナーとして、ウエディングやオートクチュールデザインで有名なクラウディア・ヒメネス(Claudia Jimenez)、独自の色使いとヨーロピアンテイストを生かしたデザインが得意なヘラルド・プリバット(Gerardo Provat)、アルパカやシルクなどのニット製品、中央アンデスの手工芸を取り入れたオリジナル作品で有名なハルミ・モモタ(Harumi Momota)などが知られている。

しかし、現在ペルー国内で、世界的に知られたブランドというのがないのも現状だが、ペルー政府は、ペルーで取れる素材や刺繍、染色などの優れた手工芸技術を取り入れたファッションについて、毎年海外向けにプロモーションをしている。観光や食と同じように、ペルー・ファッションも、ペルーの大きな経済資産になろうとしている。

そういう意味では、ペルーは新しいファッション市場を持っており、こうしたPeru Modaでの発信は、南米や北米、ヨーロッパ、アジアへビジネスチャンスを広げていく。


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