クラウディア・リョサ監督「Aloft」ゴールデン・ベア賞にノミネート

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「悲しみのミルク」で2009年にベルリン国際映画祭の最優秀賞を受賞した、クラウディア・リョサが初めて挑戦した英語での映画「Aloft」。2014年のベルリン映画祭にて、ゴールデン・ベア賞にノミネートされている。

今回の作品「Aloft」は、クラウディア・リョサが得意とする、過去と今を交差させながら、主人公たちの精神性や生き様を静謐な印象の残るアプローチで描いていく。
主演は、ジェニファー・コネリー、「プルートで朝食を」のアイルランドの俳優キリアン・マーフィーら。
リョサは、12日に映画が上映されたとき、「もちろんこれはチャレンジだったわ。母国語ではない言葉で映画を取るのはね。ただ不思議と英語での映画は、心地よくそれほど違和感はなかったの」と語っている。
「Aloft」は、ぎりぎりの生活をしながら、二人の子どもを守る女性をジェニファー・コネリーが演じている。
鷹狩り用の鷹を飼う息子と病気の娘を抱えながら、やがて彼女は有名な存在になっていく。20年後にあるジャーナリストに説得されて、息子は母の存在を探すようになる。モンタナ州とカナダで撮影された
「Aloft」は、アンデスやペルーの土着をテーマとした前作とは違う、リョサ監督独特の家族や人間物語を感じる作品となっている。


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