3月29日より、東京・ペルー共和国大使館にて、「PACHAMAMA -母なる大地- インカ × 桜」と題した、写真家中尾由里子さんの写真展が開催される。
タイトルに付けられた”PACHAMAMA(パチャママ)”とは、ペルーで使われるケチュア語・アイマラ語で「母なる大地」を意味し、アンデスの神話にでてくる女神の名前だ。
農耕を主として生活してきたアンデスの民たちにとって、様々な作物を生み出す大地は母であり、パチャママへの深い信仰と畏敬の念、そして愛情は生活や文化の細部に彩られている。
ペルーに長期滞在し、インカの末裔であるアンデスの先住民である、ケロ族の人々と交流しながら、その生活や表情をとらえた今回の写真展。
独特の視点で切り取られ、アンデスの瞬間をとらえた作品約60点が紹介される。
タイトルの「インカ×桜」の答えをぜひ、探してほしい。