ペルーマンゴー、海外向け出荷3倍に

ペルーのマンゴー生産者と輸出業者が作るペルーマンゴー生産輸出協会(APEM)によると、2012年度は、990コンテナのマンゴーを輸出しており、2011年の334コンテナに比べて約3倍に伸びているという。

2012年から2013年にかけて、天候に恵まれたのもあるが、296%の輸出拡大を果たしたと同協会のマネージャーであるフアン・カルロス・リベラ氏は説明する。

しかし、シーズン前には130.000トンから約70.000トン輸出が減少している

マンゴの輸出先は約6割がヨーロッパで、35%がアメリカだ。あとはチリや中国、日本が含まれる。

 

ペルーから輸出されるマンゴーはほぼ9割がケント種マンゴーだ。他の品種に比べて繊維質が少なく、口に入れるとなめらかで濃厚な舌触りを楽しむことができ、また豊かな香りと甘みで高品質のマンゴーとして評判が高い。

また、ケント種は水熱処理に耐える堅い皮を持っているので、海外向けに出荷される。さらにエドワード種もおいしさでは評判が高いが、長期移動に向いていない。皮がやわらかく傷つきやすいという問題がある。

今後、アジア向けに高級マンゴーとして、ペルー産マンゴーの高い需要が見込まれているが、流通に耐えることができる品種と移動手段の開発が大きな問題となっている。

 


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