日本からペルーにサンタが訪れた・マチュピチュサンタプロジェクト

クスコ・マチュピチュの観光大使を務める片山慈英士さん(27)が、かねてより計画していた「マチュピチュサンタプロジェクト」開催のため、約束通りペルー・クスコに帰ってきた。

昨年、新型コロナ対策のために約7カ月のロックダウンのためペルーから出国できないでいた後、マチュピチュ遺跡を独占した男性として、世界中で時の人となった奈良県出身の片山慈英士さん(27)は、恩返しがしたいと、今年のクリスマスに合わせて、ペルー・クスコを再度訪れた。

撮影:宮脇大輔

日本に帰国した片山さんは、新型コロナウイルスの影響を大きく受けたペルー・マチュピチュを元気づけるために、サンタクロースが現地の子どもたちにプレゼントを届ける「マチュピチュ・サンタ・プロジェクト(MACHU PICCHU SANTA PROJECT)」を立ち上げ、約束通り、再びこの地を訪れたのだった。

を現地時間2021年12月24日に実施いたしました。


片山さんを待っていたのは、あの時コロナ禍の中、優しく受け入れ親切にしてくれた懐かしい人々の顔だった。12月24日(ペルー現地時間)、街の広場には、子ども達が500人集まってきた。「マチュピチュ・サンタ・プロジェクト」が用意したのは、オリジナルデザインTシャツ、オリジナルデザインマスク、24色の色鉛筆。サンタクロースになった片山さんから、ひとりずつ手渡されたのだった。

マチュピチュ・サンタ・プロジェクトオリジナルTシャツを着る村の子どもたち。撮影:宮脇大輔

この日のマチュピチュ村は、日本からやってきたサンタを囲み、人々の笑顔があふれた。

撮影:宮脇大輔

片山さんは、「マチュピチュ・サンタ・プロジェクト」は、日本やペルーの多くの人たちの支援により起動しました。みんなも苦しい中、外国人である自分に手を差し伸べてくれたことに恩返しをしたいという気持ちを受け取ってもらえたと思います」と語る。

撮影:宮脇大輔

さらに、このイベントの前には、子どもたちに日本の文化を教える授業も開催。けん玉や駒、折り紙など日本の伝統的な遊びを村の子ども達と行い、日本の塗り絵や抹茶のブラウニーなど日本に関連するものが配らた。

撮影:宮脇大輔
ペルー現地でも大きく取り上げられたこの「マチュピチュ・サンタ・プロジェクト」片山さんは、2022年1月21日までペルーに滞在。ペルーに滞在中は、ペルーのPR活動を主に行っていく予定だ。

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