ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」に関して研究プロジェクトを進めている山形大学は、10月31日にペルー・ナスカ市内においてナスカ研究所を開設した。

現在、山形大学の他に、研究拠点を持ちながら調査をしている大学機関はなく、山形大学のナスカ研究所は、唯一の研究拠点になる。

地上絵近くでは、当時の人々が使っていた土器や石器が出土するが、同研究所はこうしたものを分析保管し、他大学ともに共同研究を進めていく。研究所は敷地面積約538㎡、延床面積約500平米の鉄筋二階建て。1階は実験室・PCルーム・研究資料室・管理人室がおかれ、2階部分は研究室と資料保管室になる。テラス部分は資料分析スペースとして使われる。

10月30日に行われた開会式では、ペルー側から文化大臣代理のマリア・ベレン・ゴメス文化省文化遺産局調整官、エウスビオ・ベラルデ・ナスカ市長らが出席。

駐日ペルー福川正浩日本大使や結城章夫山形大学学長、ナスカの地所絵のけんきゅうチーム坂井正人山形大学人文学部教授と共に開催された。

研究所開設にあたり、ゴメス文化省文化遺産局調整官は、「世界遺産ナスカの地上絵を研究するための研究所をナスカ市内に山形大学が設立したことは大変重要なことだと考えています。今後の研究の発展を期待しています」とあいさつを行った。

また、結城山形大学長は「ペルー共和国政府及び関係機関・団体並びに関係各位の理解と支援により、「山形大学ナスカ研究所」開所式を開催できますことを、心から嬉しく思っております。本研究所が、ナスカ市民をはじめ、世界中の多くの人々の好奇心を刺激する調査・研究の拠点となりますことを願っています」と開会の辞を述べた。

 

写真提供:山形大学人文学部

 


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