ペルー、2012 年の日本人入国者数、前年比29%増の5 万6,526 人に

2012年のペルーへの外国人入国者数は、284万5.623人になったことが、ペルー政府観光庁の調べてわかった。2011年のデータでは、259万7.803人だったので、実質10%増加という結果になった。

地域別に入国数の伸びをみると、日本をはじめとして、中国や韓国が、全体的に入国者数を増やしており、その影響からかアジア地域は17%増という結果になった。

さらに、オセニア地域16%、南米11%と、全体的な伸び率を引っ張っているようだ。

日本人の年間入国者数は、2011年には4万3794人だったが、2012年度は29%増加し、5万6526人と伸びている。

日本は、外国人入国者数のうち、2%(2011年は1.7%)を占めており、アジア全体の中では、最上位の13位に入っている。

昨年から、国内9都市で巡回開催中の「インカ帝国展、マチュピチュ発見100年」は、今年の1月末時点で、来場者数が70万人を超えるなど、日本人は、ペルーの遺跡や歴史について、とても関心が高い。

もっとも行きたい旅行先にマチュピチュが上位に上がるなど、潜在的な日本人のペルー旅行への関心は、とても高いと判断されている。

ペルーを訪れる外国人は、年々増加しており、2004年には134万人だったのに、この8年間で約2倍の数値を示している。国内の治安が改善されたのと、ペルー政府が積極的にペルーブランドを海外に広め、

観光プロモーションを仕掛けてきたのも数値につながっている。

また、ペルー国内のインフラ設備を整えながら、マチュピチュやナスカといった有名な観光地だけではなく、

新たに発見された遺跡や、アマゾン地域でのエコツアーなどを紹介し、積極的に観光客誘致を行っている。

さらに観光収入は、2012年度に33億ドルを記録し、2011年度と比べて11%の増収となった。ペルー政府は、観光産業の急速な成長を支えるため、

外資によるホテル建設の導入や、マチュピチュ観光のために移動しやすい新空港の建設などを進め、さらに国内インフラ整備に力を入れていく。

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