ペルー産有機栽培バナナ、2014年はアジアマーケットを拡大

ペルーの有機栽培バナナの収穫量が格段に向上している。

世界の果実農作物業者ニュースサイト”freshfruitportai.com”によれば、ペルー北部にある有機バナナ栽培協会のピューラセンター(CEPIBO)が、1ヘクタールあたりのバナナ収穫量は1500箱から2250箱に生産高が伸びているという。

同協会は、2007年に有機栽培バナナ生産団体として認可を受けたが、契約農家や海外取引相手との交渉問題などもあり、十分な生産高を伸ばせるにいた。しかし、代表のルイス・アルベルト・ルイーズ氏によれば、技術を標準化し、効率的な農地活用などの効果で、年々収穫量をあげることに成功している。

「生産性が向上することで、生産者に必要な肥料なども購入することができる」と相乗効果に満足気だ。

現在契約農家は754あり、1220エーカーが有機栽培バナナの生産に活用されている。今後はさらに栽培と流通のシステム化を進めていき、現在の183万箱から274万箱へと生産量が期待されている。

現在、主要な輸出国は、ドイツやフランス、オランダ、スイス、米国だが、2014年度にはアジアへの輸出拡大が計画されている。

日本国内でも、ペルー産の有機栽培バナナが販売されているが、3本あたり400円前後とフィリピン産などに比べると高価な値段で売られている。

しかし、濃厚でクリーミーな味わいが強く、他のバナナにはない美味しさで差別化を図っており、通販などでも人気商品になっている。


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